INTERVIEW

これまでのスキルを
生かしながら
さらに成長できる会社

財務経理

転職のきっかけ

成長や変化を感じられる企業で働きたい

外資系製薬会社や日系自動車メーカーでの経理担当を経て、資生堂に入社しました。前職の日系自動車メーカーでは主に連結決算業務を担当。保守的でゆったりとした雰囲気の中、働きやすい会社ではあったものの、徐々に「経理パーソンとして成長できていないのではないか」という危機感を抱くようになりました。また、当時のキャリアプランとして管理会計のFP&A(ファイナンシャルプランニング&アナリシス)を経験したかったのですが、前職ではそうした部署がなく、キャリアパスの選択肢も限られている状況だったことも転職を考え始めた理由の一つです。私個人としても成長できる環境があり、かつ、今後も変化し成長していくと思える企業で働きたいと考え、転職を決意しました。

「自分の力で生きていく」という目標に向けて

私は高校1年生の時に病気を患い、右半身に麻痺があります。障がいを負ってから人生に希望を見出せず、当初は毎晩泣いてばかりの日々を送っていましたが、それも時間と共に少しずつ受け入れられるように。大学に入学したころには「手に職を付け、自立して生きていく」という目標を立てました。そのために必要なものを考えた時、学ぼうと決めたのが“会計”と“英語”です。大学時代は経理パーソンを目指して会計学を勉強し、もともと好きだった英語はオンラインの英会話レッスンを毎日受けることでひと通り話せるようになりました。

01

資生堂を選んだ理由

経理パーソンとして専門性を高めたい

資生堂は歴史ある日本企業からグローバル企業へと変革を遂げ、この先の変化や成長を信じられる企業だと感じました。私自身も資生堂の製品を愛用しており、その良さを肌で実感していたことも大きいです。また、キャリアの面では経理と英語の両方のスキルを発揮できる点も魅力でした。グローバル展開をしている資生堂なら、英語を生かしながら資生堂グループ全体の経理業務に携わることができ、経理のプロフェッショナルを目指せるのではないかと考えました。

入社後のキャリア

チームでの業務はコミュニケーションが不可欠

入社後は前職と同じ連結決算のチームで、資生堂グループ全体の決算業務にあたっています。決算中は出社の比率が高くなりますが、基本はリモートワークが可能です。本社や関係会社を含めグループ会社から決算情報を収集し、連結としての会計処理を行い、連結財務諸表の開示までを行うのがチームの主な仕事。チーム内での担当業務は定期的に変わりますが、現在は東南アジア子会社の管理、連結キャッシュ・フロー計算書の作成、連結システムの管理などを担当しています。
前職ではほとんどの業務がルーティンでしたが、今は新ブランドの買収や子会社の売却など次々と新しい取引が起こり、その都度チームで会計処理を一から検討する必要があります。チーム内で必要な情報や互いの課題を共有し協力し合わなければならず、周りとのコミュニケーションが不可欠です。与えられた業務を遂行すれば評価された前職と違い、常に自ら考え積極的に提案することが求められる今の仕事に大きなやりがいを感じています。

得意の英語を生かした業務で自身の成長を実感

特に達成感を得たのは、子会社から財務数値を収集する際に使用する報告パッケージの分析・整合性チェックツールの導入や、子会社譲渡の会計処理検討といった今まで経験のない業務を無事に遂行できたこと。また、英文有価証券報告書の作成プロジェクトを提案・推進し、実現させたことも自信につながりました。資生堂はこれまで英文有価証券報告書を開示していなかったのですが、近年の英文開示義務化の潮流を受け、会社としても課題となっていました。このプロジェクトでは社内各所の関係者と連携しながら、和文と並行して約7カ月をかけて約200ページもの英文有価証券報告書を作り上げることができました。
どの業務も私一人の力だけではなく周りの方の協力があったからこそ完遂できたことですが、強みである英語を生かして業務課題を解決できた時は、グローバル企業の経理パーソンとして成長できたと実感しました。

02

今後目指すキャリアについて

会社の全体像を把握した“資生堂の経理”に

悩んでいるところではありますが、財務経理の領域をもう少しじっくりと、腰を据えて経験したいです。経理の中でも資金繰りや財務戦略、将来的には税務に関わる業務も担当し、財務経理領域のスペシャリストを目指したいと思っています。組織構造や今後のビジネス構造、グループ会社とのつながりなど会社全体を理解し、“資生堂の経理”としてより知識と経験を深めていきたいです。

働く環境、資生堂の風土について

助け合いの文化が根付いている

資生堂で働く社員それぞれが自分の働きやすいスタイルで、自由に仕事をしていると感じます。性別や年齢、障がいの有無、新卒採用・キャリア採用などの違いで、今まで窮屈な思いをしたことがありません。日本企業ならではだと思うのが、助け合いの文化が根付いているところ。私がディスプレイや重い荷物を運ばなければいけない時は自然にフォローしてくださいますし、障がいの有無に関わらず“困っている人がいたら助ける”という風土があります。一方で、日本企業に多いと思われる保守主義では決してなく、会社にとってメリットがあると判断すれば革新的にプロジェクトを進める一面も。その両方がバランスよく保たれていることが、資生堂の働きやすい環境を生み出しているのだと思います。

03

障がいを意識せずに働ける

今、障がいについてほとんど意識することなく働いています。資生堂では障がいがあるから勝手に無理だと決めつけられることはなく、例えば海外出張なども、障がいの有無に関係なくチャンスをいただける環境に感謝しています。周りと対等に働けるのか、中途障がいの方であれば以前のように働けるのかなど、さまざまな不安を抱えている方がいらっしゃると思いますが、資生堂では障がいによって何かを制限されるようなことはありません。自分らしく働ける環境で、今後もさらに成長していきたいです。

04

1日のスケジュール
※リモートワークと併用

出社の日(リモートワークと併用)
  • 9:00

    リモートワークにて業務開始、メールチェックなど

  • 9:30

    会計処理検討、業務改善検討

  • 12:00

    昼食休憩

  • 13:00

    出社・チームミーティング

  • 14:00

    マニュアルの変更、ファイルの更新作業

  • 15:00

    他部署とのミーティング

  • 17:00

    タスク処理

  • 17:45

    【退社】

リモートワークの日
  • 9:00

    業務開始、メールチェックなど

  • 9:30

    会計処理検討、業務改善検討

  • 12:00

    昼食休憩

  • 13:00

    他部署とのミーティング

  • 14:00

    マニュアルの変更、ファイルの更新作業

  • 16:00

    問い合わせ対応

  • 17:45

    【業務終了】

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