INTERVIEW 新卒採用

入社を決めた理由

化粧品を通して誰かに力を与えたい

学生時代に化粧品の力を実感し、化粧品を通して人に喜びを与えたいと感じるようになりました。きっかけは、私と同じように聴覚障がいがある、幼なじみの友人。その友人は自分にあまり自信のないタイプでしたが、私がメイクをしてあげたら、『え！かわいい！』と少し自信を持ってくれました。化粧品は、人に力を与える。この経験から、化粧品メーカーを目指すようになりました。

障がいと向き合いながら自分らしく働きたい

就職活動中、資生堂の採用担当者とお話していく中で、聴覚障がいのある方がどのような配慮を受けながら働いているのか教えてもらいました。具体的な事例を教えてもらったことで、資生堂なら障がいの有無関係なく、自分らしく働くことができると感じました。内定期間中に、採用担当者が寄り添って一緒に働く環境を考えてくださったことも入社を決めた理由の１つです。

入社後の仕事経験（キャリア）について

責任感をもって業務を担いながら
チームで成果を出す

ドラッグストアの営業部門で、営業のサポート業務をする部署に所属しています。営業担当が円滑に業務を行うことができるよう、得意先の情報を管理するシステムの整備や、店頭へ商品を手配する発注業務など、幅広い業務を行っています。
実際に業務を進める中で、商品がお客さまのもとへ届くまでたくさんの部門や人が関わっていることを知りました。一人ひとりが責任感をもって担当業務を担いながらチームで成果を出すということです。私もそのチームの一員として与えられた役割を果たすことを通じて、誇りとやりがいを感じています。

仕事を通じて最も成長できたと思うこと

とりあえずやってみようという考え方に

一番自分自身の変化を感じている部分は「考え方」です。営業担当のサポートが主な業務なのでコミュニケーションをとることが多いのも営業担当です。私は聴覚障がいがあるので、初めはコミュニケーションに不安があり、そのなかでも電話でのコミュニケーションはできないと思い込んでいました。しかし、「周りが静かな環境で電話する」「スピーカーにする」など工夫すればできることに気づきました。オフィスにはフォーカスルームという集中したいときに使える部屋があるので、電話するときはそこを使用しています。先輩が「何かあったらいつでも代わるから」と言ってくれたので、チャレンジすることができました。この出来事をきっかけに、「出来なさそうだからやめておこうかな」という考え方から「とりあえずやってみよう」という考え方に変わりました。障がいの有無にかかわらず、色々なことに挑戦できる環境が自分の成長に繋がったと感じています。

環境について

自分で働きやすい環境を作れる

現在は、リモートワークと出社を組み合わせながら働いています。「商品など現物を確認しながら作業したいので出社する」、「集中して行わねばならない作業があり、オフィスだと周りの方の声が気になるので、リモートワークする」といったように、成果を上げやすくするために、その日の業務内容に合わせて自分で働きやすい環境を作ることができます。

自分のことを伝えやすい環境

私はコミュニケーションをとりたいときには口の動きを読んでいます。したがって、オンラインのミーティングでは、参加者にカメラオンにしてもらっており、対面の場合はアクリル板を挟むことで、マスクを外してもらう場合もあります。また、その他の工夫としては、オンライン打合せ時の字幕機能の使用やチャットなど、文字で伝えてもらえるようにお願いしたり、対面の場合は正面ではなく右側に座ってもらったり（右耳に人工内耳を装用しているため）、複数人でのミーティングのときは、声が重ならないように、一人ずつ話してもらったりします。
聴覚障がいがあること、またその程度などは、周囲の方に伝わりにくいため、自分が「BE OPEN」になって、遠慮し過ぎず積極的に伝えていくことが大切と思っています。働く環境は自分自身でも変えられるということです。一方で同時に必要なのが、自分の考えを伝えやすい環境ですが、私の上司や先輩方は、いつも耳を傾けていただけ本当に助かっています。

今後の目指すキャリアについて

資生堂にはあこがれる・尊敬できる先輩方がたくさんいらっしゃるので、その方々に近づけるよう学んでいる最中です。まずは、営業サポート業務の範囲において、より高度なExcelスキルを身に付けて、データの分析力を高めたり、短時間でデータを集計できるようになりたいです。また、販売促進策としてSNS広告の企画にも携わってみたいです。将来的には営業サポート業務に留まらず、様々な部門で多くのことを経験しながら、得意なこと、苦手なこと、やりたいことを再考し、キャリア目標について考えたいと思います。